
カメラは写真を撮るためのツールである。いい写真を撮るためにいいカメラが欲しくなる。目的と手段の関係ですね。しかし、時々自分は写真が好きなのではなくカメラというメカが好きなのかもと悩むことがあるのよね。
同じことが以前あって、音楽を聴くのが趣味なのか、オーディオそのものが好きなのかで悩んだことがかつてあった。アンプ、スピーカー、CDPにこだわって視聴を繰り返して、配置を整えたり機器を買い替えたりしていた時期があった。とどのつまり、自分はオーディオが好きなわけであって、音楽を聴くことはオーディオ機器の性能確認のための手段でしかなかった点である。
最近、Twitterに写真を投稿するようになったわけだが、上記のことを考えることが多い。そういった思索を重ねてゆく中、写真とカメラの関係に関してはオーディオとは異なっているのではないだろうかと考えるようになった。
写真は言い換えれば自分が作った作品であって、音楽鑑賞とは違ったものであること。写真の腕を上げるために、カメラの機能を学習し、被写体を見つけ出すにも一種の感性が必要であること。絵や料理のように腕前を上げることに精進しなくてはならないこと。
したがって、好きとか何とかではなく道を切り開く修行という考えに至った。
自分はいまだに写真がへたくそで、時々嫌になることがあるが、最近思い立って、むしろ失敗写真を投稿して反省情報を発信してゆこうという考えに変わりつつある。
写真垢のTwitterにはプロとしか思えないような(当然プロもいるでしょうが)すごい写真が世界中からどんどんアップされている。いや、すごいなと思いながらも自分は何が発信できるを考える日々である。
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